家庭菜園で日本の野菜を育てたくて、庭のある今の家に引っ越してから、もともとは芝生だったところを耕して家庭菜園を始めました。
我が家の畑の土は、大きな石がゴロゴロしていてとても固く、石を取り除くのも耕すのも本当に大変でした。6年たった今でも、相変わらず石はいっぱいあるし、全然ふかふかな土にはなっていません。毎年耕すのも、相変わらず大変です。
家庭菜園、これまでの経過
最初の年はそれなりに収穫できて、日本のキュウリとかカボチャも育ちました。
2年目もトマトや豆、コジェット、日本のキュウリなどまぁまぁ収穫できましたが、そのほかに植えた日本の野菜、オクラ、ナス、ピーマン、ナンバンなどは、気候が合わないようで、ほぼ収穫ゼロ。
そして3年目から、それまで育っていた野菜もイマイチの育ち具合になっていき、料理に使うほどの収穫には至らなくなり、今年は収穫ほぼゼロでした。
原因の心当たりとしては、小さな畑での家庭菜園なので連作の影響があること、自宅のコンポスターでできた堆肥を畑にすき込む程度の土づくりしかしていなかったこと。あと、日当たりもあまりよくありません。
あまりお金や手間をかけたくないけれど、無農薬で肥料も自然に近いものでとなると、やっぱりお金も手間もかかります。家庭菜園にかかる手間とお金を考えると全く見合わないし、期待して苗を植えても思い描くようには収穫できず、実際の所、夫も私も家庭菜園が楽しいと思えなくなってきました。
今年の「収穫ほぼゼロ」で、家庭菜園に対するモチベーションがすっかり下がってしまった私たち、今後のガーデニングについてどうするか、ちょっと考えました。
今までの経過から思ったこと
- イギリスの気候で、日本の野菜を育てるのは難しい。
- 収穫量が少ないと、意味がない。味見程度の収穫量では料理に使うには足りなくて、家庭菜園をしていても結局はスーパーで野菜を買っている。
- 毎年種を用意したり土を買ったり、害虫予防や肥料などお金もかかるし手間もかかる。
- 何なら、家庭菜園にかかってた費用でちょっとお高めの美味しい野菜と果物が買える。
- 家庭菜園に対するモチベーションが下がった今、大変な思いをして土を耕したり、お世話をするのが億劫に感じる。
今後の計画
ほとんど収穫できない家庭菜園に手間暇をかけることが、正直なところ億劫になっている&楽しめていない私たち。
- 毎年植えて収穫するよりも、一度植えたら毎年勝手に生えてくるようなものだけ育てる。
- あれこれ欲張って色々植えていたのを止めて整理する。
これが、自分達には合っているんじゃないかという結論になりました。
具体的な計画としては、
- ブルーベリー 少しづつ成長しているので、このまま大きくなるのに期待。
- ワインベリー 結実しないのが数年続いているので、諦めて刈り取る。
- ラズベリー ワインベリーに負けたのかいつの間にか枯れてしまったけど、子供もラズベリーが好きなので、広めのスペースに新しくラズベリーを植える。
- さくらんぼ 桜の観賞用と割り切って、コンパクトに剪定して維持する。さくらんぼの収穫は期待せず、今後は収穫のための手間はかけないことにする。
- 花梅 大きくなってきているので、コンパクトに剪定。他の木の邪魔にならないように。
- イチジク 今あるイチジク(夏秋兼用種)は、イギリスの気候にあまりあってないよう。散歩をしていると、鈴なりになっているイチジクも見かけるので、イギリスの気候にあったものを見つけて植えてみようか?その場合、今のイチジクはまだそれほど大きくないので、鉢に植え替えて育てる。
- サルナシ 2年前くらいに植えたけど、あまり成長していない。肥料とか与えて元気に成長するのを期待。
- イギリスの気候にあった丈夫そうなイギリスの在来種の果樹を一本植えたい。プラムなんかどうだろう?
- 枯れてしまったハーブ(ローズマリー、タイム、オレガノ)を植える。
- イチゴ 地植えがいい感じなので、そのままキープ。鉢植えのものはほとんど収穫できなかったので、処分する。
- 茗荷 場所があれもうちょっと増やしたい。
- 三つ葉 このままでいい感じ。
- ドクダミ バラの下に植えているので、バラに噴霧する殺虫剤の影響がちょっと心配。バラと離れた所に植え替えしても良いかも。
- よもぎ このままでいい感じ。むしろ少し減らしても良いかも。
- 葉わさび 少ないながら毎年収穫できているので、現状維持。
- 山椒 地植えにしたのが良い感じ&鉢植えの株も順調に育っている。
- ローリエ 元気に育っている。もう少しコンパクトに剪定しても良いかも。
- しそ 毎年グリーンハウスか玄関ポーチで育てる。種は新しいものが必要(古い種だと発芽しない)
- 玄関ポーチのカラマンシー(四季柑)とイチジクを剪定しながらそのままキープ。
- 鉢植えの植物を整理。
- グリーンハウスを処分(場所もとるし、育苗しなくなるなら必要なさそう)
- 来年、手元に残っている野菜を植えて、家庭菜園は一応終わりにする(今年繁殖したコンフリーが緑肥となって、もしかしたら良い土を作ってくれるかもしれないので、ちょっとだけ期待しています。)
そして、再来年以降は野菜を植えていたスペースを、お花畑にすることを計画しています。
その際には香りの良いバラを植えたいなというのが、現時点でのぼんやりとした計画。気に入ったものを見つけるために来年「デビッド・オースチンのローズガーデン」に行ってみようと思っています。
ずっと行ってみたかった、陶器の街「ストークオントレント Stoke on Trent」が、ローズガーデンから割と近くにあるので、そこも行けるしちょうど良い!と、来年の1泊2日の小旅行にワクワクしています。
以前は、お花よりも食べられるもの〜!と思っていたのですが、家庭菜園に心折れた今、お花畑の構想を考えるのがちょっと楽しみになってきました。
何はともあれ、今週末は枯れた家庭菜園の片づけをそろそろ始めようと思います。