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我が家の覚え書き

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イギリスのポテトの種類

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ポテト好きな人が多いせいか、イギリスのスーパーには、ポテトがたくさん売られています。そして、美味しいポテトが多いです。

覚え書きとして、よく購入するポテトの特徴や向いている調理法など、記録しておきます。

ポテトは主に、「Waxy」「Floury」その中間の「All Rounders」に分けられる様です。
メークインのような、煮崩れしにくいしっとりとしたポテトが「Waxy」タイプ。
男爵のような、ホクホクしたポテトが「Floury」タイプ。

たいていパッケージに、特徴や向いている調理法などが書かれているので、それを見ると、どのタイプのポテトなのかわかると思います。

 

「 Waxy」 タイプ 

「Waxy」タイプのポテトは、茹でたり蒸したりする様な料理に向いています。
しっとりきめ細やかで、煮崩れせず、甘味もあります。
我が家では、カレーやシチューに使ったり、じゃがバターにしてメインに添えたりしています。
ポテトの形を残したタイプのポテトサラダにしても美味しいです。
よく見かけけるポテトの中では、CharlotteApache、Jersey Royals などが「Waxy」タイプです。

 

「Floury」タイプ

「Floury」タイプのポテトは、ローストやベイク、マッシュに向いています。
ローストポテトはホクホク&クリスピーに仕上がります。
我が家では、コロッケや肉じゃがに使ったり、粉吹き芋にする時は、こちらのタイプのポテトを使います。
よく見かけけるポテトの中では、Rooster、Maris Piper、King Edward などが「Floury」タイプです。

 

「All Rounders」タイプ

Waxy と Floury の中間タイプということの様ですが、Rooster、Maris Piper、King Edward などは、ほとんどの調理方法で美味しくいただけるので、これらのポテトを All Rounders として紹介している記事が多かったです。
「White Potato」「Red Potato」として売られているポテトは、銘柄が明記されていないことが多いですが、ほとんどの調理方法に向いているポテトの様です。

 

 

主なポテトの特徴など

Charlotte

日本のメークインに似た感じの、ほどほどの大きさの楕円形のポテトです。
私は、ポテトが溶けているカレーが好みではないので、カレーやシチューの時にはこのポテトを使うことが多いです。ポテトサラダも、完全にマッシュになっていない方が好みなので、ポテトサラダの時にも使います。茹でたり蒸したりして、シンプルにバターと和えて食べるのも美味しいです。

 

Apache

赤と白がまだらになった皮の、小ぶりなサイズのポテトです。
Charlotte に比べると、Waxy 感が少なく柔らかいです。クリーミーで甘味があって美味しいと思います。
小ぶりなので、皮のまま調理するのがおすすめです。ローストすると、皮は香ばしく、中はしっかりしたポテトの質感が残った、クリーミーで美味しいローストポテトになります。ホクホクしたローストポテトとは違う感じの美味しさです。

 

Jersey Royals

Charlotteよりやや小ぶりなポテトです。
煮崩れしないので、茹でるか蒸すかに向いています。
我が家では、バターやガーリック、ハーブで和えてシンプルに食べたり、カッテージチーズなどと和えてサラダ風にして食べてます。皮を剥かずに丸ごと茹でるのがおすすめです。

 

King Edward

日本の男爵芋に似ていますが、サイズは大ぶりです。
ロースト、マッシュ、チップス、ベイクとほとんどのイギリス料理に向いています。
ローストすると、外はクリスピーで中はホクホクに仕上がります。
肉じゃがにしても美味しいですが、煮崩れするので、煮物にする時には注意が必要です。粉吹き芋にするのに、適しています。
ホクホクして美味しいですが、粉っぽい感じや水っぽい感じがあります。

 

Maris Pipers

King Edward とほぼ同じような用途だと思います。
調理しても、あまり違いは感じません。

 

Rooster

赤い皮の大ぶりなポテトです。
ロースト、マッシュ、チップス、ベイクとほとんどのイギリス料理に向いています。
King Edward と Maris Pipers に比べると、少しだけ Waxy な感じがするので、煮物に向いていると思います。コロッケや肉じゃがにちょうど良い感じです。

 

Vivaldi

Sainsbury’s で売られていて、最近はこのポテトと買うことが多いです。
クリーミーできめ細かく、味も甘くしっかりしていて美味しいと思います。
マッシュにするとクリーミー、ローストやベイクにすると適度にホクホク、煮るとふんわり柔らかくはなるけれど煮崩れしすぎないので、ほとんどの料理に使えます。

 

White Potato

大袋に入って、具体的な銘柄が記載されずに売られています。
ほとんどの調理法に向いている様なので、おそらく King Edward や Maris Pipers か、それに似たタイプのポテトが入っているのかなという感じです。味や質感も King Edward や Maris Pipers と同じ様な感じです。

 

Red Potato

これも大袋に入って、具体的な銘柄が記載されずに売られています。
ほとんどの調理法に向いている様なので、おそらく Rooster やそれに似たタイプの赤い皮のポテトが入っているんだと思います。 

 

Baking Potato

具体的な銘柄は記載されていない、ジャケットポテトにぴったりな大きなサイズのポテトです。

 

Baby Potato

具体的な銘柄は記載されていない、完全なサイズに成長する前の赤ちゃんサイズの新じゃがみたいな感じです。
皮を剥かずに、Charlotte と同じ様な感じで調理すると美味しいです。 

 

Salad Potato

Baby Potato と同じ様な感じで、サイズが一回りくらい大きいかなって感じです。

 

スーパーのポテト売り場

 

Vivaldi, King Edward, Anya

 

パッケージに書かれた調理例

 


同じ銘柄のポテトでも、オーガニックや値段設定が高いものもあり、美味しさも多少違います。

 

イギリスではたくさんの種類のポテトが栽培されている様ですが、スーパーに並んでいるのは、ほとんどがポピュラーな銘柄のポテト。Waitrose では、ちょっと珍しい品種も扱っているので、試してみるのも面白そうです。