イギリスでかぼちゃといえば、「Butternut Squash」というひょうたん型の水っぽいものがほとんどで、日本風のかぼちゃはほとんど売られていません。
そんなかぼちゃ事情ですが、ハロウィーン前のこの時期になると、食べられる物&飾り用含めて色んなかぼちゃが店頭に並びます。毎年この時期を楽しみにしている在英日本人も多いと思います。今年も買い込んできたので、かぼちゃの味比べを記録しておこうと思います。かぼちゃの当たり外れで味の違いはあるかと思いますが、かぼちゃ購入の参考に。
スーパーのかぼちゃ売り場を見てきました。
Aldi にも、同じような感じで売っていました。近所の Waitrose (小さめ)には、売っていませんでしたが、店舗の規模によるのかもしれません。
Lidl にて、2つ購入。お値段は、それぞれ£1.5 位でした。後日別のM&Sに行ったところ、「99p each」で小さめのオレンジ色のかぼちゃが売っていたので、それも買ってみました。
味の違いが分かりやすいように、シンプルに蒸してみます。
圧力鍋で3分加圧した後、自然に減圧。調理時間は圧力鍋にもよりますが、長すぎると形が保てないくらい柔らかくなってしまうので注意。
- 濃い緑のかぼちゃ
水分が多く型崩れしたけれど、水っぽいというよりはしっとりな感じ。
- 薄い緑のかぼちゃ
やや水っぽいけれど、形は残っている。3つの中では一番 Butternut Squash に近い食感と味。
- オレンジのかぼちゃ
3つの中では一番実がしっかりしている。ホクホクではなくなめらかな食感。
3つとも甘みはそれほどでもないけれど、日本のかぼちゃ感はあります。
電子レンジでかぼちゃを蒸すと、水っぽくならずに仕上がりました。
イギリスで購入できるかぼちゃで、ホクホクした食感を楽しみたい場合は、電子レンジの方が向いている様です。
この時期だけのお楽しみなので、かぼちゃ料理を色々やってみる予定です。
かぼちゃといえば。
20年ほど前、イギリスでボランティアをしていた頃、食事作りも仕事の一つでした。
ボランティア先には大きな農場もあって、そこで少しだけ作っていた「Hokkaido」というかぼちゃ。イギリスの水っぽいのとは違う、ほくほくのかぼちゃ。このかぼちゃの名前とほくほくが嬉しくて、張り切ってこのかぼちゃを使って色々作りました。かぼちゃ自体をあまり食べないイギリス人も多いようで、かぼちゃ料理は人気がありませんでしたが、甘く味付けしたローストとスープは美味しいと言って食べてくれました。我が家でも、かぼちゃ料理の定番「煮物」は不人気ですが、ローストとスープは大人気です。とりわけ子供は、Butternut Squash のローストは食卓にあがると、あからさまにがっかりしていますが、日本風のかぼちゃで作ったローストは、「おかわり!」って感じです。
この時期限定とはいえ、以前に比べると色んなかぼちゃが売られるようになったのは、美味しいと思って買う人が増えた?そうなるとこの時期以外にも売るようにならないかな?と期待しています。