我が家では、「La Cocotte de GOHAN(ラ・ココット de GOHAN)」という、炊飯用に作られた Staub の鍋を使ってご飯を炊いています。
炊飯用に作られたせいなのか、美味しさはもちろんのこと、こびりつきが少なく炊飯中の吹きこぼれもほとんどありません。
これ以外の鍋でももちろん炊けますが、我が家の鍋の中では、この鍋が一番失敗なく美味しく炊き上がります。
<水の量>
- お米1合(計量カップの180ml のライン)に対して水の量は1.2倍(200ml) 前後が基本。
- 硬さの好みやお米の鮮度(新米は水を控えめに、古米は多めに)によって、水の量を微調整。
<お米を研ぐ>
お米についた汚れや糠を落とす&お米に軽く傷をつけて吸水しやすくするのが目的
- お米とたっぷりの水を鍋に入れて、さっとかき混ぜすぐに水を捨てる。
(お米がどんどん水を吸うので、お米の汚れや糠がたくさん出る最初の水は、極力吸わせないように、素早く水を捨ててしまう) - 水を切ったお米を、手でシャカシャカと回すように研ぐ。その後たっぷりの水を入れて、手早くとぎ汁を捨てる。水が薄く濁っている程度になるまで、3〜4回繰り返す。
(古いお米は、ギュッギュッと力を入れて強めに研ぎ、すすぎの回数も増やして古い糠をしっかり落とす) - 最後に必要な分量の水を入れて、浸水スタート。
余分な洗い物を増やしたくないので、我が家では、炊飯に使う鍋で米を研ぎます。
水切りもザルを使わずに、鍋から大雑把に水を捨てるだけです。
なので、水を捨てた後に、鍋に少々水が残ります。
そこに、お米と同量の水(1合だったら180ml)を加えると、お米1に対して水1.2倍くらいの水加減になり、ちょうど良くなります。
私が炊飯する時はたいてい目分量ですが、夫と子供にはこの方法でやってもらって、ちょうど良い水加減になっています。
<炊き方>
- お米を研いだ後、1時間以上浸水させる。(しっかり浸水させると、適当に炊いても、割と失敗なく炊き上がります)
- 弱目の強火( I H コンロの18 段階の14〜15)で炊飯開始。
- 蒸気が上がり始めたら、そのまま強火で約2分、その後中火(18 段階の7〜8)に落として約5分、火を消して1〜2分そのままにしておく。
- 蓋を開けて軽くかき混ぜ、蓋をして2〜3分蒸らして出来上がり。
<お米が美味しくないとき>
イギリスでお米を買うと、美味しくないお米に当たることもよくあります。
なんとか美味しくいただくために、お酒やハチミツを加えるなど試してみましたが、そんなに美味しくはなりませんでした。
私が美味しくないと感じるポイントは、お米の粘り不足のようで、粘りに対しては何かを足してもあまり効果がないように感じました。
色々試した中で、私が少し効果があると感じたのは、家庭用精米器で軽く精米し直すことと、圧力鍋で炊くことです。
<圧力鍋でのご飯の炊き方>
圧力の強さが鍋によって違うようなので、自分好みに炊き上げるには、何度かやってみるのが良いと思います。
炊飯時間や水の量によって、お米がダンゴ状になってしまったり、私も結構失敗しています。
今のところ、我が家ではこんな感じに落ち着きました。
- 浸水10分程度(長いとダンゴ状になりがちです)
- 水加減は、若干少なめに
- 強火でスタート、圧力がかかり始めたらタイマー3分スタート
- 圧力が最高になったら、火力を中火に落とす
- タイマーがなったら火を消し、自然に減圧させる
- 完全に減圧後、蓋を開けて軽く混ぜ、蓋をして2〜3分蒸らす