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手作り石鹸 久しぶりの仕込み

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作り置きしていた石鹸が底をつきそうなので、久しぶりに手作り石鹸を仕込みました。

手作り石鹸を作り始めたのは約15年前。

最初の頃は、色々試すのが面白くて色んな配合を試しましたが、今は自分の中でしっくりきたものに決めて、いつもほぼ同じ配合で作っています。

 

いつも作っている配合

  • オリーブオイル 430g
  • ココナッツオイル 180g
  • ラード 70g
  • アバター 20g
  • 苛性ソーダ 95g
  • 精製水 245g

オリーブオイルを基本のオイルにして、ココナッツオイルで泡立ち、ラードで固さ、シアバターでしっとり感が出るように配合しています。

時々、シアバターアルガンオイルなどに変えたりすることもあります。このベースにオプションで香りをつけたり、クレイや竹炭を入れたりして、その時々で少しアレンジして仕上げています。

それからもう一つのアレンジとして、庭で採れた草花をオリーブオイルにつけてインフューズドオイルにしています。効果のほどはどうなのか、石鹸の仕上がりに違いなどはあまり実感しない(笑)のですが、せっかく庭に生えているし、ここは自己満足で毎年何となく続けています。

こんな感じで、油のボトルに乾燥させた草花を詰め込んで抽出



 

手順

今回は、ローズマリーのインヒューズドオイル。
苛性ソーダを使うので、ゴーグルとグローブを装着します。

 

オイルを計量して、湯煎にかけます。

 

苛性ソーダと、精製水を計量。
精製水の中に、苛性ソーダをゆっくり入れます。

 

オイルと苛性ソーダが50度くらいになったら、
オイルの中に苛性ソーダ水を注ぎます。
トレースが出るまで、ハンドブレンダーで撹拌します。
ハンドブレンダーを使うと、撹拌にムラができることがあるので、
必要であれば泡立て器も併用しながら攪拌。

 

石鹸生地を少し取り分け、香り付けの精油
フレグランスオイルなどを加えよく混ぜ合わせる。
香り付けした石鹸生地を元のボウルに戻して
均一に混ざるように撹拌する。

 

石鹸生地の1/4程度を取り分け、
竹炭大さじ1とよく混ぜ合わせる。

 

プレーンの石鹸生地を半分程度型に入れ、
上に竹炭の石鹸生地をのせる。
マーブルになるように軽く混ぜる。
繰り返して、石鹸生地を全て型に入れる。

 

蓋をして発泡スチロールの箱に入れて保温。
約24時間発泡スチロールの中で鹸化させる。
24時間の鹸化後、生地の状態をチェック。
型出しができる固さになるまで、
数日間そのまま箱の中に入れておく。

 

型から石鹸生地が簡単に剥がれるようになったら型出し。

 

型から出したら、こんな感じ。
底に薔薇の模様がついている型を使っています。

 

好みの大きさにカット。
石鹸カット用の台を使ってカットしています。

 

約1ヶ月ほど乾燥させたら、出来上がり。

 

ここでは簡単な手順を載せただけなので、石鹸作りを始めようと思っていらっしゃる方は、詳しく解説されている方のサイトや、石鹸作りの本などを参考にされてくださいね。

 

材料の入手について

イギリスに住み始めた頃は日本と勝手が違い、材料をどこで買えばいいのかよく分からなくて、薬局やスーパーを色々とハシゴしました。

今は、スーパーなどで揃えられないものは「The Soap Kitchen」というオンラインショップで、購入しています。

 

以前は、固さを出すオイルとして「パームオイル」を使っていたのですが、ラードでも同じ効果が得られること、簡単に手に入り安価であることから、ここ最近はラードを使っています。

何となく匂いなどが気になるかなと思っていたのですが、出来上がった石鹸に匂いなどは特に感じません。

 

 

「The Soap Kitchen」のサイトです。

https://www.thesoapkitchen.co.uk/