作れるものだけではありますが、毎年お節料理のような物を作っています。
私が子供の頃そうだったように、子供はそれほどお節料理が好きではありませんが、これぞ日本の文化だと思うので、お正月の雰囲気を大事にしています。
大したものを作っていなくても、なかなか大変。
しかも、お正月前にはクリスマスもあるので、12月の後半はキッチンにいる時間がグンと増えます。
過去のお正月の食事はこんな感じ。
お正月って、日本各地で地域ごとの特色がありますよね。
私は、北海道出身なので、お節料理は大晦日から食べ始めます。
夕方にお風呂に入り一年の垢を落とし着替えて、食事の準備が整ったら年とりスタート。
大晦日の特番を見ながらご馳走を食べ、紅白歌合戦が終わり、ゆく年くる年の鐘の音を聞き、お腹いっぱいなのを無理しながら年越しそばを年をまたぎながら食べます。
「あけましておめでとう。今年もよろしく」と挨拶を終えてから寝るというのが、実家のスタイルでした。
翌朝は、神棚とお仏壇にお参りして、父が御神酒をついで新年の始まり。
お雑煮と大晦日と同じくおせちを食べて、お年玉をもらって、年賀状を見て、お正月特番を見て。
三が日のうちに、地元の神社にお参りに行っておみくじをひく。
だんだんおせちに飽きて、テレビも見るものがなくなって退屈に。
我が家のマイルールで百人一首をしたり、他には何をしてたかな。
今思い出すと、とても幸せな子供時代だったなと思います。
北海道の冬はとても寒く雪も多く大変ですが、私が多い出す幸せな瞬間は、冬が多いです。
実家のお節料理は、うま煮、きんぴらごぼう、煮しめ、昆布巻き、茶碗蒸し、えび、数の子、黒豆、かまぼこ、栗きんとん、なます、お刺身、鮭、伊達巻、口取などなど。
お雑煮は、鶏肉、椎茸、三つ葉が入った、あっさり醤油味です。
母は、台所でずっと忙しそうにしていて、元旦には刃物を使わなくてもよいように、全部31日までに準備していました。
父は、しめ縄や繭玉の準備担当。あとは、電球や蛍光灯を新しい物に取り替えて、大掃除をちょっとだけしたあとは、邪魔にならないよう近所の健康ランドで、ゆっくり一年の垢落としに行きます。
元旦も、母は食事の用意でやっぱり忙しく「お節料理は日持ちする物を用意して、主婦がお正月にのんびりするためのものなのに、お母さんは朝から忙しい。」と言いながら、お雑煮を用意したり、お節料理を温めてなおしてくれたりしていました。
実家も最近は、うま煮だけ作って、お節はお取り寄せをしているみたいです。